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2008年12月

スサノオ紀

 まず、スサノオ紀とはどのような時代を意味するものか、大まかではあるが、その定義を挙げておかねばならない。
 スサノオ紀は、妹背の理念である霊的均衡の叡智が主体<夫>となり、女性原理の五感現実感覚、知能知識(物理科学)が妻として従う政治理念<マツリゴト>で治められた時代のことである。

 [古代カースト国家制度]
 スサノオ紀とアマテラス紀とが交互に循環していることは述べてきたが、その周期が3000年か6000年か、あるいは12000年の大周期かはよくわからない。しかし現代文明以前のスサノオ紀が、ほぼ3000年前から急激に姿を消していったのは間違いのないところだろう。また衰退に平行して、現代文明の祖であるアマテラス時代が勢い盛んになってきたわけで、このためであろうかアマテラス時代の歴史は書き綴られ、衰退を辿るスサノオ文明はとるにたらない原始野蛮文明として、ほとんどが末梢されていったと思われる。
 この時代の世界国家構成について推察するに、およそ知性段階において、かなり正確なカースト制度が敷かれていた、と考えている。
 次の図では、世界国家の大要を表してみた。
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 まず、世界統治中枢都市が中東<エルサレム>あたりに築かれ、ここに世界主宰天皇<一応ここでは天皇と表現しておきます>が居た。 この時代には、現在の砂漠ではなく、樹木生い茂る豊かな土地であった、とされる説もある。

 この天皇の統治都市を中心に、国際主要都市<エジプト、インカ、アステカ、など遺跡の残る巨石文明都市がこれにあたるだろう>があり、その下に各原始部族が点在していた、と考えている。
 この各部族が、人類の多様な性質を保持していて、南洋の平和民族も居れば戦いに明け暮れる人食い人種も存在していた。しかしこれらのいずれかの部族の力が巨大化して、他の部族を侵食したり、滅ぼしたりするほどにはならなかっただろう。それが知識のカースト制度によるもので、選ばれた者のみが段階に応じて教育を受けられるシステム、となっており、野蛮精神のままで高度な知識に触れることが少なかったためだった。
 この最終段階での教育施設として、現代にまで残っている遺跡が、ピラミッドではないかと考えている。各段階を通過してきた資質ある者が大回廊を通って何かの儀式が行われていたのだろう。たんに王の墓としては疑問の多い建築物である。
 私の推測では神社の元型か、あるいは霊魂の向上施設の、西洋的石造建築物がピラミッドで、樹木の多い東洋地域では古代出雲大社のような施設であったのではないだろうか。
 そうした儀式の部分的伝承が、天皇即位式などの儀式として残っているのかも知れない。

 [少数進化システム]
 また国家カースト制度による教育システムとは別に、どの部族にも<グル・師>的シャーマンが存在して、7人~12人?ほどの秘密のグループをくみ、資質ある者を導いていた、とも考えている。このシステムはスサノオ紀だけではなく、どちらの時代をも通して現代でも世界各地の主には半原住民社会地域で、しかも一般感覚世界からは離れたところで秘密裡のうちに行われている。普通まったく公に出ることの無いシステムであるが、時代の必要に応じてほんの僅か姿を現わすときがあって、その現代での代表が<カスタネダ>であろう。また、中国の仙人伝説がこれにあたり、その痕跡を色濃く残した中国映画に<山中伝奇>DVDがある。さらにブッダやキリストもこのグループが公になったものと考えている。もちろんその表面的教義は現代人にまで記憶伝承され、理解されやすい形態、物語にカモフラージュされているわけである。
 ※キリスト物語などは、人間の心理、情動感覚に強烈なインパクトを刻印するストーリー展開で構成されていることを考えてみるのも良いかもしれません。

 スサノオ紀の教育は、唯一の真理(創造の原理を、10のポイントに集約して、3・5・7の理論構造)グノーシスのみで教義され、現在のように多種多様の教義が散乱、混乱してきたのはアマテラス紀に入ってからの<言葉が分けられた>時代からであろうと推測している。

 カースト制については、現在ではインド、ヒンズー教に見られるが、主宰神のいない現在では差別の元凶に他ならないことになっている。日本でも同じように、神道、仏教は学問と等しいもので、貴族階級でしか学ぶことができなかったわけで、経文が一般人にまで普及し始めたのは浄土宗の発祥からであろうと思っている。

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