国常立尊の三つの性質
国常立尊が地球の大神<造物主>であることはすでに述べてきました。この大神の三つの性質、働きが、図で示している<陰の法則、意志、陽の法則>で、イザナミ、スサノオ、イザナギ、を意味します。
<意志の柱>①国常立、⑥スサノオ、⑤大国、⑧猿田ヒコ。
<陽の法則の柱>②イザナキ、⑩アマテラス、(櫛)櫛稲田姫。
<陰の法則の柱>③イザナミ、⑨月読神、④エビス。
※この図は、セフィロトツリーではなく、吉備の掛け軸を配置変換したものであるが、柱と働きの意味は同じである。柱の別名を挙げておきますと次になります。
<慈悲の柱><均衡の柱><峻厳の柱>
※ここでは書き分けていないが、大神、神、の敬称は概ね固定した原理原則を意味し、尊、命、は流動する意志生命を示していることを考慮しておいてください。
このうち、陽の大法則、イザナキは、絶対に揺るぎの無い厳格な直線的法則である。そして陰の法則であるイザナミは水の性質で曲線、女性的である。
次に、②イザナキ、⑩アマテラス、(櫛稲田姫)がなぜ陽の厳格な法則の柱に位置しているか、に注目してください。これは、厳格な法則、男性積極的働きが、次の五感世界の働きに移行するとき<変性の境域を超えて>その働きは従性となり、この上で自由意思が表現できる空間場となるのです。たとえば自由意志の<ミコト>が画家であるならば、アマテラス神は、カンバス<現実物理法則も含めて>を意味するものです。
つまり大原則イザナキは変性して、外は女、内は男、アマテラスとなり、意志表現の場<受胎>となるわけです。<グノースティコイ、綾>を参照。また神カミの語は紙、面白しにも通じる。※現在グノースティコイは削除しています。
この働きは、アマテラスの属性である機織り女、とさらに図で示しているように櫛稲田姫も同じ働きの霊系にあたることを意味しているのです。
<この働き=霊系という解釈も、一般的には理解しにくい思考性だと思う>
働き霊系は図で示したとおりであるが、神の生まれた順序は神話のとおりである。アマテラスはイザナキの左目から生まれ、三貴神の中では最初に生まれた。櫛稲田姫は、オオヤマツミ、アシナツチ、テナツチの娘とされている。
このアマテラスと櫛稲田姫の異なる点は、アマテラスはスサノオの姉となり、姉のアマテラスが主導権を持つにいたり。そして櫛稲田姫とは夫婦となり、主導権はスサノオが持つわけである。
さらに、なぜこの図でアマテラスと櫛稲田姫を並べて表したかと言えば、スサノオとアマテラスの関係は姉弟であり、スサノオと櫛稲田姫は妹背、夫婦の関係、この姉弟、妹背の二つの関係が後の謎を解く重要な鍵となったのである。
簡単に述べておくと、姉弟の時代は現実主義的で、物理科学が発達する時代。妹背は霊性が主体となる自然科学の時代である。つまり、現代はアマテラスの時代である。また、現実主義と、霊性主義は体主霊従と霊主体従の意味に匹敵するだろう。<この論稿は未定>
次に霊主体従を表していると思われるチベット密教のマンダラを挙げておきます。
一般概念では霊とか神を美しい人像でイメージするのであるが、チベットマンダラの場合はその概念を真っ向から否定している観がある。こうした疑問にも考慮が必要で、創造の秘密を解く鍵となるものである。
次に、錬金術関連で<姉弟、妹背>の関係を表した図版を挙げておきます。
上の図版では下が女児、上が男児となっており、翼が無くゆうつな感じである。これは重たく物質的で女児が主導権を持つ。姉弟、体主霊従を表している。
下の図版では、上が女児となり、下が男児で翼があり、軽く自由霊性で霊主体従を表している。
※この図版では、主体となるほうが下に位置していることに注意。逆相の意味は国常立尊のところで、すでに説明したとおりである。既存の錬金術書では、溶解、発酵、気化の蒸留過程に関連した説明のみである。気化状態<図版下>とは、霊性を回復した状態と見ている。
各国、地方の観念、象徴の違いによって、一つの真理が多様複雑化していることも考慮すべきである。
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